こんにちは!リーマンサットローバーチーム広報の細田佳江です。
ローバーチームは、9月に北海道の植松電機さんで開催されるスペースプローブコンテストに向けてローバーを鋭意製作中です。
実験に実験を重ねる2021モデル
先月までは苦戦していたBluetoothビーコンによるローバーの自己位置推定ですが、なんと、うまく行きそうだという報告が担当者からありました!
4つのビーコンを東西南北のターゲットにつければなんとかなりそうですが、測定精度はまだ不明とのこと。
精度を上げていくには実験が欠かせません。
ビーコンからパソコンを持ってどんどん離れていきます。ビーコンとの信号を取れる距離を測定しています。
今後もこのような実験を重ねていく予定です!
野外での実験が多くなってくるとローバーチームにいる実感が湧いてきます。
ローバーチームは新規メンバーも募集しておりますが、遮るものがなく人が少ない広い場所も募集中です。情報お待ちしております。
ビーコンと並行して、GPSについても新メンバーが技術獲得中です。
プログラミングの鬼たちによる指導のもと、通信できました!
かたや、Fusion360という3DCADを勉強中のメンバーがいたり。
頼もしいメンバーが増えています。
システムズエンジニアリングを学ぶ
第4日曜はリーマンサット全体定例の日。
各プロジェクトの進捗や、新しく立ち上がるプロジェクトなど、毎回動きがあるのは見ていて楽しいです。もちろん我がローバーチームPM(プロジェクトマネージャー)も進捗を発表!
そして、定例会後、オンラインイベントがありました。
その名も『システミングへの招待』!
システミング、広報の細田には初めて聞く名称です。
世の中にはシステムズエンジニアリングというのがあるそう。そのフレームワーク(論理的思考をするための土台)が今回、株式会社Leviiさんから紹介していただいたBalusというツールでした。
株式会社Leviiさんの研修に参加するにあたって、技術畑の人間ではない私に内容がわかるのか不安でした。すでにシステミングを学んでいるメンバーからはだれでも大丈夫なはず、と教えていただきました。
さて、よくわからない言葉だらけのシステムの世界ですが、私が飽きずについていけるのでしょうか⁈
まずはシステム開発はなぜ失敗するのか?というところから。
恒常的なコミュニケーション不足から起こることが多いそう。
役割によって視点や言葉が違うというのはどの業界でもあるなと納得。
ローバーチームもコロナ禍の影響で、オンラインでの活動が増えているので、すり合わせは以前より必要度が増していると感じます。
さらには、口頭のコミュニケーションでは実は伝わっていない事が多いそう。
つまり、システミングは認識共有化とのこと。定型化されたコミュニケーションモデリングがBalusでの体験ということなようです。
まずはブレインストーミング(集団での課題抽出)から。普段困っていることを抽出せよとのお題でした。
ローバーチームやRSP-02チームなど、総勢25名の困っていること、解決方法がいっぱい出てきて面白いです。
四角を増やしたり、色を変えたり、矢印を作ったりは簡単な操作でした。
そして、一つの困っていることに対して、何があれば解決するのか、解決できる何かによってどんないいことがあるのか考えていきました。
最終的に個人ごとに困ったことに対してのモデルが出来上がりましたが、どれを見てもわかりやすいのは枠組みがあるからなのですね。
というわけで、面白く、大変ためになった研修でした。
仕事では教わらないようなことも勉強できるのがリーマンサットのいいところ!いろいろと恩恵を受けている広報細田です。
以上、7月のローバーチーム進捗報告でした。
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あなたも一緒に、ローバー開発してみませんか?
リーマンサットメンバーの活動を下記にまとめました。ぜひご覧ください!
https://www.rymansat.com/join
【この記事を書いたメンバー】
技術部 ローバーチーム広報
細田 佳江(ほそだ よしえ)
カポエイラと宇宙が好きな管理栄養士です。宇宙でサウージするのが夢です!