先日7月17日は技術班MTGでした。三連休の最終日、とても暑い日でしたが約15人が集まって今月の進捗や課題について話し合いました。

そんな中、1人で部屋の隅で黙々と作業をしている女性の姿が。彼女はつい最近rsp.に入った技術班メンバー。近付いてみると半田ごてを持って真剣な表情で何かを作っています…!?ということで、今回は「初心者だけど技術部に入ったメンバーはどうやって衛星の開発をするためのスキルを身に付けていくのか?」をレポートします。


彼女が作っていたのはこちら。このパーツを組み合わせると、パソコンなどでUSBを挿す部分の基盤が出来上がります。

金属の線と緑色の基盤が垂直に接するように半田付けしていくのですが、そこで活躍するのがこの穴の空いた板。この穴に線を刺して動かないようにしておき、垂直を保ちます。


USBの基盤はパーツがそれほど多くないため、見ている間に完成しました。完成品には先生役のメンバーのチェックが入ります。

ここはもっとこうした方がいいよ、と丁寧なアドバイスを貰います。くっつけられれば良いんじゃないんですか?と思ったら…実はこの作業、適量の半田でつけるのが難しいポイント。半田が多すぎたり少なすぎたり、又はこてで温めすぎたりすると、回路が他の部分と接続してしまったり、きちんと電気が通らなかったり、基盤を焦がしてしまったりします。そのため適度に加減をするのが難しいのです。出来上がった基盤とお手本を見比べてみると、なるほどお手本の方は半田の大きさが均一で綺麗です。

USBの基盤が出来たら、もう少し複雑な部品作りに挑戦してレベルアップしていきます。

これは、線がたくさんあって難しそう…。

やっている間に楽しくなってきました、と語る彼女。モノを作るのって楽しいですよね。細かい作業が好きな人には特にオススメかも。そうそれと、電子基盤はよーく見ると細かい線がたくさん走っていたり、小さな小さなボタンがついていたりして面白いんですよ。ちょっと可愛くないですか?という彼女に思わず同意してしまいます。


今回は半田付けの練習でしたが、実は技術班メンバー全員がキレイに半田づけが出来るかというと全くそんなことは無いのだそう。それでも、互いに出来ることを教え合って、初心者もベテランも一緒に衛星開発をしています。

rsp.では常に開発メンバーを募集していますので、興味を持ったら一度来てみてはいかがでしょうか?

 


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