2015年3月15日、コワーキングスペースCo-edoさんで、RSPの会合が行われた。今回の目的は、ずばりミッションを決定すること。
まずは、みなさまから集まったミッション案を紹介する(ちなみに、前回のキックオフの時、Founderメンバーが発表した案も再度出している。☆が新規のアイデア)。
・有人キューブSAT
実際に載せるのはヒトではなくAI(人工知能)。衛星に載せたAIと地球からお話し(お話でなくても構わないのだが)しましょうというミッション。昔ゲームにあったシ○マンの衛星バージョンのようなものを想像してもらえばいいと思う。
・☆ラジオサット
人工衛星としてラジオ局を打ち上げ、写真、元気が出る音楽、サラリーマンあるあるなど、楽しいコンテンツを配信するというもの。
・kodomo SAT
社会を巻き込むには子供を巻き込むのが鉄則。例えば、衛星の電波を受信できるアンテナの作り方をWEB上に広めて、子どもと一緒に宇宙を楽しもう! などなど、幅広いことができるようにしようというミッション。
・思い出SAT 黒歴史を流れ星に
出せなかったラブレターやら、捨てられない元カレ元カノとの思い出、やんちゃしていた時の写真、誰にも見せられない日記など、黒歴史を衛星に積み込んで最終的に流れ星になって頂く、というもの。
・稟議書SAT
「年収を三倍にしろ」「上司をぼくの部下にしろ」「受付嬢をぼくの嫁にしろ」など、現実にはまず叶わないであろう要求を衛星に載せ、地球軌道上で稟議を(物理的に)回してみる、という試み。
・宇宙人の主張
「会社辞めたい!」「上司マジくたばれ!」「もっと優しくしろ嫁!」「好きだーーーー!」など、普段言いたくても言えないことを衛星から地球に向けて発信する。過去にあった学校の屋上から日頃の思いをぶちまけるという某TV番組から着想を得ている。
・ノベルSAT
衛星から連載小説を配信する試み。誰が書くのか、どんな話にするのか、などは現段階で全く考えていない。
・おみくじSAT
打ち上げた衛星に向けて信号を送ると、衛星からおみくじ(本日の運勢など)が返ってくるという試み。
・☆JTP SAT
JTPはJapanese Traditional Performing Artの略。短歌とか俳句とか能の謡とかを発信する衛星。海外の人にウケそう。
・☆ZOO SAT
NYANSAT? WANSAT? PENSAT? PYONSAT?といろいろ考えられるが、だった全部部まとめてしまえ! という衛星。ちなみに、NYANSATやWANSATならば鳴き声を配信するなど出来るが、PEN(ぺんぎん)やPYON(うさぎ)はどうするんだという質問には、考えていないの一言である。動物関連業界とコラボできそう。
・超小型猫型衛星「NyanSat」
みんなが大好きな猫を宇宙へ飛ばし、心配してもらうというミッション。なんじゃそりゃあ!?? という印象だが猫型衛星を打ち上げ、鳴き声を衛星から発信、特徴として夜行性であるなどユニークな機能が満載である。
・☆歯型衛星「Tooth SAT」
日本には、乳歯が抜けた時、丈夫な永久歯が生えるよう、抜けた乳歯を家の天井に向かって投げる風習がある。これを人工衛星でやってしまおうというミッション。家の高さを10m、ロケットで打ち上げるのは400kmとすると、実に4万倍の効果がある! という優れモノ。
・Time Cuspule Sat 3年後のあなた、もしくは大事な人へ
これは二段階構想である。自分や家族友人など大切な人に向けたメッセージを搭載した一機目の衛星を打ち上げる。3年後に、この衛星を回収するための衛星を打ち上げ、搭載されたメッセージが宛先に届けられる、というもの。実際にメッセージをどのように届けるのか、という部分はこれから考える。
・Santa SAT
みなさんは毎年クリスマス、サンタクロースへ「○○をください!」とお願いをすることだろう。その「サンタクロースへのプレゼント依頼ならびに配送」をやってしまおうというミッション。衛星に向けて依頼をすると、クリスマスにプレゼントが届けられるというもの。
・☆Food SAT(Sushi SAT)
世界最大の回転寿司を打ち上げるというミッション。付属機能として、海水温をサーモセンサーでモニタリング→魚が育つ適温海域と魚種を定期配信する、上空通過地域に特売スーパー、飲食店の割引券を配信するなど。
・☆ギネスSAT
なんでもいいから、衛星を打ち上げてギネス記録に挑戦するというミッション。ギネス記録が達成すれば、マスコミにも取り上げられ、【リーマンサット】の知名度の向上させる事が出来る。 それに伴い、次回活動で集客、資金の調達などが容易に出来るようになる。
また、「打ち上げ成功」+「ギネス記録」で、達成感がハンパない。素晴らし過ぎる!
・☆宇宙ジャンボ宝くじ
人間が最も興味を持つもの、それは「お金」。というわけで、人工衛星から当選番号を配信するミッション。太陽フレアを観測して出た数値を当選番号にしてしまうなど、宇宙らしい宝くじを予定。
・☆競星SAT
人間が最も興味を持つもの、それは「お金」その2。複数の人工衛星を打ち上げて軌道上レースをさせるというミッション。
・☆Peace Sat
Peaceに関わるミッションを行う人工衛星。スマホアプリを作成して、世界中で同じ時間にアプリを使用している人が一定人数を越えたら衛星が、例えば、衛星が光る→世界中のひとが同じ光を見る、途上国にお金が寄付されるetc…。
・☆360°SAT
ストリートビューやらSRやらなんやらで、最近流行りの全方向カメラで宇宙空間を撮影し、自分が宇宙にいるような映像を作るというミッション。
・☆星に願いを
スペースデブリを捕まえる機能を積んだ人工衛星を打ち上げて、デブリを補足し、大気圏に落として流れ星を作る! というミッション。
・☆スペースシアター
人工衛星をプロジェクター、地球にかかる雲をスクリーンにして、映像配信を行うミッション! 規模デカ!
・☆ヴィーナスSAT
まずAIを作る。そして宇宙空間に打ち上げ、起動すると、地球上の情報に触れないAIができる。宇宙空間を回遊することで、純宇宙的思考を持ったAI、まさに「ニュータイプ」を生み出そう、というミッション。
社会的、教育的な可能性を秘めた衛星から、ふざけてんのか感満載な衛星まで、なかなかユニークな案がプレゼンされ、その中からしぼられた、「RSP ミッション候補」はこの3案だ!
◎kodomo SAT
子供に楽しんでもらうミッションを積んだkodomo SATは、全案の中で最も得票率が高かった。子供を巻き込めば親も巻き込めるし、衛星を利用した教育イベントも考えられる。広く社会を巻き込む、というRSPのコンセプトを体現できるミッション。
◎☆歯型衛星「Tooth SAT」
ふざけてんのか、と言うなかれ。乳歯といえば、子供の歯。これもkodomo SATと同じく子供が関係する衛星。しかも、このミッションが成功すれば、丈夫な永久歯が生える感が従来のなんと4万倍。他の事はどうかわからないが、インパクトは最もでかいミッション。
◎360°SAT
人は本物の映像と造り物の映像を区別することができないそうだ。つまり、視界を宇宙の映像で覆ってしまえば、その人は宇宙にいる感覚になる。一度でいいから宇宙に行きたい! という誰もが持つ願望を、360°カメラを使って実現する、という壮大かつロマン溢れたミッション。
これからRSPは3班に分かれ、それぞれ衛星の検証を行う。