トランジスタ技術 2020年 6月号 に掲載されました!
CQ出版社が発行する電子工学専門誌、トランジスタ技術 2020年 6月号(2020年5月9日発売)に、リーマンサット・プロジェクト寄稿記事が掲載されました!
特集「宇宙大実験!人工衛星の製作」のなかで、2020年度打ち上げ予定の我らが自撮り衛星「Selfie-sh」こと「RSP-01」の6つのミッション、
そして通信系サブシステムの設計について詳しくお話ししています。
■記事内容
~地球観測/通信からサイエンス/エンタメまで~
「宇宙大実験! 人工衛星の製作」内
Appendix10-1
◎AIカメラ, AIチャット・ボット,リアクション・ホイールを1U搭載
「カメラ付き伸縮アームで自撮り! Selfie-sh開発プロジェクト」
●6つのミッション
– Selfie-sh、いい意味でいろんなわがままがつまっています
●通信系サブシステムの設計
– 小型&低コストを追及して通信機を自作しちゃいました!その設計に迫ります
執筆メンバーに、今回の記事とRSP-01の見どころをきいてみました
「市販部品のみで小型化を実現しました(通信系サブシステム)」
「今回の記事では、RSP-01全ミッションの生命線である通信系サブシステムを解説しました。通信系の見どころは、
・通信距離400km。衛星通信の回線設計
・FRISKケースサイズ。小型化を実現したハードウエア構成
・カスタム部品なし。市販部品のみを使った回路設計
です。お楽しみに!」
瀧本(RSP-01 通信系メンバー)
「紙面から開発の熱量を感じ取ってほしい!」
「趣味ながら、本業に負けない熱量とこだわりを持って開発している雰囲気が伝われば、と思います。完成に至るまでの苦労/苦難/トラブル(楽しかったことも!)は、またどこか別の場で・・・笑」
木村(RSP-01 通信系リーダー)
「無線機の内製にチャレンジし、より良い無線機をつくることができた」
「ここに至るまで5年が経過していますが、リーマンサット・プロジェクト発足当初は『とにかく通信機は必要だろう』ということで、超小型衛星でデファクトスタンダードの無線機をとりあえず(!?)買っていました。それくらい知見がなかったのです。
それは零号機RSP-00に搭載されて打ちあがりましたが、壱号機RSP-01では無線機の内製により省スペース化とコストの問題が一挙に解決されています!」
伊藤(RSP-01 プロジェクトマネージャー)
「RSP-01の開発における技術チャレンジの内容が見どころです!」
「見どころは無線機。技術的な内容はT系メンバーに委ねますが、私なりにRSP-01通信系について補足します。
内製無線機は、衛星開発費を下げることにより”宇宙開発の裾野を広げる”というリーマンサットの使命を体現してくれました。
また、小型化によりアームユニットのサイズを確保し、リアクションホイール/予備無線機の搭載を可能にしました。
タイトな開発スケジュールでしたが完成させてくれた無線機は非常に安定して動作しています。
既成品にはない内製化によるリスク(スケジュール、品質、コスト、etc)をこれだけのチャンスに変えてくれました。
これもひとえにT系メンバーが最後まで妥協せずにプライドを持ってやり遂げてくれたからにほかなりません。
本には技術的な内容を記載していますのでお楽しみ頂ければ幸いです。
T系の開発秘話、他系の見どころも今後展開していきますのでお楽しみに!」
三井(RSP-01 プロジェクトマネージャー)
是非お手に取っていただき、堪能いただければと思います。
昨年の開発風景より。
トランジスタ技術 2020年 6月号はこちらからご購入いただけます。
CQ出版サイト
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https://www.amazon.co.jp/dp/B087H8TFX7/ref=cm_sw_em_r_mt_awdo_YHnSEb5TS8R37
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リーマンサット・プロジェクトの活動を下記にまとめました。ぜひご覧ください!