こんにちは、ローバーチームでマザーボード統括をしている檜山です。
普段はチーム全体の活動を紹介していましたが、今回は一風変わって、マザーボードの製作活動について紹介したいと思います。
マザーボードとは、パーツ間の橋渡しをする役割の基板です。
昨年(2019年)の大会で使用したマザーボード
マザーボードは機体の中に隠れますし、ソフトウェアの様に機体を制御している訳でもなく、あまりスポットの当たらない部分なので、今回こうして記事を書けるのはとても嬉しいです。
3月に引き続き、自粛期間が続いていますね。我々も同様、集まっての活動は一切避け、週に1,2回オンラインでのゆるやかな全体、班ミーティングを行っています。
完全遠隔なので手探りなところもありますが、元々ローバーチームは、メンバーが自宅で開発をしたものをオフラインミーティングで組み合わせる、という作業が基本だったため、
すんなり受け入れられているようにも思います!
それでは早速、ハードウェア構成をはじめとして、ローバーチームの2020年版マザーボード(構想)の紹介をしていきたいと思います。
今年のマザーボードに対する要求は、「Androidスマホアプリが計算した動作指令通りに、モータを駆動すること」が最も大きな部分を占めています。
昨年、開発途中でマザーボード回路に幾つかミスを発見。しかし、時間や人手が足りず、応急処置のみでスペースプローブコンテストに臨むこととなってしまいました。
今年はマザーボード製作メンバーが、なんと3人も増えました。作業分担という意図も込め、マザーボードを幾つかの回路に分離しています。
図のように、まず下基板と上基板に分けます。下基板には、電源回路、ESPマイコン、長距離無線モジュールを搭載します。そして上基板には、ブラシレスモーターを駆動するための、ブラシレスモータードライバ回路を搭載します。
このような工夫を施すことで、「動作指令通りに、モータを駆動する」という機能的な要素と、「ミスが起きても交換しやすい」・「分担して開発を進められ、初心者の方への作業の負担も軽減する」という、
開発上の要素を解決することができました。
現在は、マザーボードチームメンバーがそれぞれ自宅で開発を進めていて、5月中にはプリント基板切削業者に発注をかける予定です。
来月の進捗状況報告では、発注のお知らせが出来るよう、メンバー一同頑張っていきたいと思います!(ホンマか?)
最後までお読み頂きありがとうございました。
大変な時期が続いていますが、こうした楽しいことをしながら、粛々と自宅待機をしているマザーボードチームから、ローバーチーム進捗状況報告でした!
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あなたも一緒に、ローバー開発してみませんか?
リーマンサットメンバーの活動を下記にまとめました。ぜひご覧ください!
【この記事を書いたメンバー】
技術部 ローバーチーム 檜山
情報システム・ネットワークやハードウェア(電子回路)をこよなく愛する理系大学院生。普段はプログラムを書いたり、哲学・経済・政治に関する本を読んだりしています。それと、YouTubeで犬の動画を見ることが好きです。