こんにちは!リーマンサットローバーチーム広報の細田佳江です。
伊豆半島でローバーの実験!
昨年11月末には伊豆大島に行ってきました。
目的地は裏砂漠です。
今まで、平面や草地の上でのローバー走行実験が主でしたが、今後は月や火星など、地球以外の環境を想定して走行し、ログや車輪周りを改善する必要性を感じていました。
ゴツゴツした場所、細かい石が多い場所、高低差がある場所など裏砂漠はローバー実験に良さそうということになりました。何よりも、地球ではない惑星っぽい!
宿泊していた岡田港付近からは車で30分程度のところに月と砂漠ライン入り口がありました。
狭い山道をそのまま進むと駐車場!
ここからは歩きです。
20分弱歩くと頂上です。
結構登ってきました。雲がかかると寒いです。
今回の実験では、スペースプローブコンテストで使用したローバー1台と、伊豆大島用に作ったローバー2台、計3台を運んできました。
実際に動かしてみて、ロガーの動作確認、足回りの確認など行いました。
採取したログは
加速度、角速度、地磁気、気圧、照度
車輪への指示duty、車輪の回転情報
カメラ画像
でした。
伊豆大島用に用意した機体のモーターはブラシレスモーターを使用しました。
また、今回の機体からホールセンサーを搭載したことにより、車輪のスタック(タイヤがはまって前後にも動かなくなる現象)や回転の様子なども分かるようになりました。
データをzip圧縮してcsvに書き出す際にログが取れなくなるという問題があり、今後はデータ欠けしないよう改善する予定です。
カメラ画像は、当日の天気が曇りだったため自動露出が下がり、地面が暗く映ってしまった場面が多くありました。
伊豆大島の地形が実験場所として最善かは不明ですが、広大で人が少ないため実験しやすい上に、美味しいご飯が食べられるよい場所でした!
昨年は、コロナ感染症流行によりオンラインミーティングが続いたりと、外部との関わりを持つことが難しい一年でした。
筑波大の学生たちとコラボ実施!
そんな中で、DMM make AKIBAさんのスタートラインプログラムで出会った、火星探査用UAV(無人航空機)を開発している筑波大の学生たちとコラボ。
お互いの機械を興味津々に眺めたり操作したり、楽しく触発される会でした。
今後も共にできる実験を計画中です。
まだまだオンラインミーティングが続いたりと大変な期間が続きますが、開発の手は止めず、頑張っていきたいと思うローバーチームです。
今年もよろしくお願い致します!
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あなたも一緒に、ローバー開発してみませんか?
リーマンサットメンバーの活動を下記にまとめました。ぜひご覧ください!
【この記事を書いたメンバー】
技術部 ローバーチーム広報
細田 佳江(ほそだ よしえ)
カポエイラと宇宙が好きな管理栄養士です。宇宙でサウージするのが夢です!