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リーマンサットが人工衛星開発に具体的に動き始めた。

現在、ミッションごとでグループに分かれ、必要な技術や資金について調査している。

今のところ集まって話をしているだけだが、具体的に衛星を作る、といった段階になれば、機材を買うお金、作業スペースを借りるお金が必要になったり、資金の管理する必要がある。

2014年秋に突如リーマンサットプロジェクトが発足し、2015年年明けにKick Off、現状ミッション案まで決まっているわけなのだが、実は当初の想定から実は大きく外れている。

 

発足した段階では、「Founder含め、10人くらいしか集まらないだろうから、組織とかそういうのはみんなで話し合って徐々に決めていけばいい」という想定だった。しかし、嬉しい悲鳴というか想定外というか、今やプロジェクトの参加者は30人強。

 

すでに立派な「団体」である。

 

現状、リーマンサットはただ個人が集まっているだけのサークルみたいなもので、公の組織ではない。

衛星開発するのは飲み会の幹事をやるのとは違い、資金の受け皿、それを管理する部門、今後集まってくるノウハウや情報の管理する役割、などなど、人工衛星を作る人だけでやっていくわけにはいかなくなる。

 

これまでずっと「やりたいこと」ばっかり考えていたが、「どういう役割が必要か」「どう管理・運営していくか」「やってはいけないことは何か」など、組織や役割、ルールについて、これまで以上にしっかりと緻密に考えなくてはいけない。それは形式上だけではなく、法人化など社会的に認められる形にすることも視野に入れることだ。

 

これまではまだまだ先だと思っていが、近いうちにリーマンサットを公式な「組織」とする必要が出てくる可能性が高くなってきてしまった。昨年の秋に文字通り突発的に始まった本プロジェクトは、なんだか想像もできない速さで走っている。

しかし、まあ、これはもう「どうにかしなさい」という宇宙からのお告げだと受け止め、なんとかしていかなくてはならないことなのである。


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