こんにちは。三重県在住、リーマンサット名古屋支部メンバーでRSP-03構造系所属のとしちゃんです。
リーマンサットに所属して早2年、その間幾度か東京に行き、イベントにも参加しましたが、衛星開発スペース、通称「工場」に行く機会はありませんでした。
RSP-03の開発がFM*製作を控え佳境に入る中、GW中に「筐体を組む」と言う情報を耳にし、また実際に組まれた写真を見て、ものづくり屋の血が騒ぎ、GW最終日かつ土砂降り予報の東京へ。

*FM＝フライトモデル（Flight Model）。実際に宇宙で使用されるモデル

いざ「工場」へ

「工場」オープン11時と伺い、6時に起きれば間に合うものの、ワクワクして5時に起きる始末（子どもか！）。
名古屋経由新幹線で一路「工場」のある江戸川区へ、最寄駅では目的のバス停がわからずウロウロし、「工場」の場所がわからず立ち尽くし（実は立ってたところが工場の目の前だった笑）、そして、ついに、「工場」へ初潜入！

扉を開けて階段を登ると、そこにはオンライン会議や写真で見慣れた光景が広がっていました。

ほとんどはリアルで初めてお会いするメンバーの方ですが、オンライン会議で声を聞いたり、写真を見たりしているので”初めまして”感は全く無く、なにせ「RSP-03」と言う共通言語がありますから、人見知り（？）の私でもすぐに仲良くしていただきました。
そして簡易クリーンブースには「RSP-03筐体組立品（半製品）」が置いてありました。

実物を見たらテンション爆上がりです！やっぱり実物はいいですね。
ゴム手袋をして恐る恐る持ち上げ、あーでもない、こーでもないと一人つぶやきながら、喜々として拝見しました。

アンテナ展開機構も実機で無事動作し構造系としては一安心です。
自分が設計に関わった物が、こうやって組み上がり目の前にある事は、感慨深いものがあります。
そして毎週、「工場」を含めRSP-03メンバーみんなが日夜手をかけて、日々進歩している、それが「趣味」で作られていることを思うと感動すら覚えます。
昼食は「工場」開発メンバー定番の中華屋さんへ行き、帰りは土砂降りに合い、靴どころか膝までビチャビチャになりながら帰ったことも良い思い出です。

現場はいい

今回初めて「工場」へ伺ったわけですが、普段、自分にはあまり関わりのない制御やソフト関係についてのお話も伺えました。
「現地・現場・現物」といいますが、実際の開発現場は良いですね。

皆さんもリーマンサットで宇宙開発に参加し、是非「工場」へ足を伸ばして見られては如何でしょうか？
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