RSP-00の宇宙への旅立ちを見届けるため、有給休暇を使って種子島へ集結したリーマンサット達
しかし到着した種子島で打上げ日の再々変更を告げられ、動揺を隠せない(前回のあらすじ)
11日→14日→15日、と再々の打上げ日変更により、泣く泣く島を離れたリーマンサットメンバーもいれば、
一度は飛行機をキャンセルして来島を諦めたものの「その日程ならいける!」と急遽有給をとって復活を果たしたメンバーも。
リーマンサットはへこたれません!
さっそく、機体移動を撮影するために集合です。
機体移動とは、簡単に言えば、ロケット組立棟から射点までのロケットの移動のこと。
発射前に、ロケットを起てた状態で約500mの距離を人が歩くぐらいの速度でゆっくりゆっくり移動させます。
20階建てぐらいのビルが建ったまま移動するようなもので、これもロケット発射前には見逃せない大イベントです!
一旦宿に戻り、いよいよメインイベント!打上げに備え夕食と休息。
そして午前3時。
お揃いのリーマンサット特製打上げ記念Tシャツに着替えて出発!
現地大混雑の中、LINEで連絡を取り合い、見学場所に集合です。
東京残留組(ネット視聴)とSkypeもつないで、準備は万端だ!!
そのとき信じられない放送が聞こえました。
愕然とする種子島組。動揺しながら東京残留組に連絡を入れます。
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【超速報】本日の打上げ中止
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えっ何言ってるの・・・・・?(全員)
なんで?なんで????
えっ、機体トラブル??ここで???
JAXAさんのプレスリリースより。
「三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)を搭載したH-IIB ロケット7号機(H-IIB・F7)の打上げを平成30年9月15日に予定しておりましたが、ロケットの推進系統に確認を必要とする事象が生じたため、本日の打上げを中止いたします。
なお、新たな打上げ日については、決定し次第お知らせいたします。」
http://www.jaxa.jp/press/2018/09/20180915_h2bf7_j.html
液体酸素タンクのバルブの動作圧力が、規定より低いことが見つかり、
打ち上げるとエンジンが正常に燃焼しない可能性が高いことがわかったため、
15日の打ち上げを中止したとのこと。
「推進系のトラブルだと、1週間以内の打ち上げは難しいかな・・・・」とは詳しいメンバー談。
(9月22日現在、打上げ予定は23日の午前2時52分が予定されています!詳しくはこちら)
お通夜状態とはまさにこのこと。
種子島組も東京残留組も、言葉もありません。
が、種子島組、失意の中、もう一つのミッションである「リーマンサット広報ブースでの広報活動」をやり遂げました。
Skype画面左が種子島組、右が東京残留組。
(今回、南種子町宇宙開発推進協力会様のご厚意により、現地にリーマンサット・プロジェクトのブースを出させていただきました。本当にありがとうございました!)
「打ちあがるまで帰らない!」と言っていたメンバーも、1週間以上の延期には対応できず
一時帰還を決めました・・・・。
一旦仕切り直しです。
打上げが失敗したわけではないし、いろんな感情を載せて次の日程で打ちあがることを強く願います。
いろいろあるから宇宙開発は面白い!
しょんぼりしていても仕方がないので最後まで楽しみます。
今回のリーマンサットの人工衛星の打上げを祝して鹿児島空港へボトルを入れてくださった方がいらっしゃいました。ありがとうございます!
鹿児島空港を経由したメンバーが順次いただいて、今回の日程最後のメンバーもおいしくいただきました。
また来ます!!
【打上げだし、ガチで有給休暇つなげて種子島来てみた 前中後編)】いかがでしたでしょうか。
打上げ前後の現地の雰囲気と、リーマンサット・プロジェクトの雰囲気が少しでもお伝えできたなら幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
そして、いよいよ明日、打上げです。
【今度こそガチで打上げだし、また有休で種子島来てみた】とか、書く・・・かも(笑)
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