広報部の成田です。
10月13日(土)と14日(日)日本科学未来館で開催されたロケット交流会に出展しました。
ロケット交流会は、NPO法人有人ロケット研究会が主催しており、ロケット開発に関係するプロ・アマチュア団体の交流ができる貴重な場として、2012年から毎年開催されています。 今年は“デザインあ展”開催の影響か、親子連れの方がロケット交流会の会場にも多く訪れ、活気に溢れていました。
リーマンサットブースにも多くの方々にお立ち寄りいただき、ありがとうございました!!!
昨年までは“ロケット”交流会なのに人工衛星だけを展示していたリーマンサット・プロジェクト。
今年はついにロケットプロジェクトが登場!
9月にアメリカのブラックロック砂漠の打ち上げ会で使った実物のロケットとそのとき取ったデータや動画などを展示しました。
やっぱりロケットがあるだけでインパクトが違いますね!
ブラックロック砂漠での打ち上げ動画には多くの方が足を止め、面白がって見ている様子がみられました(^^)
実際に実験で打上げたロケット!
今回、初めてロケット交流会に参加した二人のメンバーに感想をきいてみました。
ローバープロジェクトメンバーの松浦くんは、「今日はロケット交流会ですが、ローバー開発のメンバー勧誘もしたいと思ってきました(笑)」
「一番印象的だったのは、とある男の子が“この衛星、メーカーフェアでも見た!宇宙ポストも俺書いたよ!”と言ってくれたことです!こんな小さな子もリーマンサットのことを応援してくれたんだと思うと嬉しくなりました。また、あるお母さんからも“子供でも入れるんですか?”と質問があったり。リーマンサットの中にキッズ宇宙チームもできても面白いかもしれない、と感じました!」
メイカーフェアでも展示したRSP-00のエンジニアリングモデル、実機は宇宙に行ってます!
ロケット交流会がイベント初参加の平田さんは、
「ロケットはメインなのでもちろんのことでしたが、ローバーにもかなり足を止めてもらえました。ローバーの詳しいところは松浦さんに振りましたが、もち米ストーリーやナスカの地上絵はストーリーがあるので面白くて話しやすかったです。私も調子に乗って、‟月の氷でウイスキー飲みたい!”と宇宙ポストしましたが、‟お餅には、やっぱり日本酒でしょ”と突っ込まれました(笑)」
ローバープロジェクトの田植えミッション「月に行って田植えする。月=ウサギ=お餅ということで、もち米を作って餅つき!」
また平田さんは、リーマンサットが開発する人工衛星で、みんなの願いを宇宙に届けて叶える“宇宙ポスト”の威力を再認識したそう。
お願いごとを書く子どもたちと平田さん
「“人工衛星が成功しますように”と貴重な時間を使って自分のお願い事として書いてくれた人が3人もいたのが嬉しかったです。ありがとうございます!また親子の会話が直に聞けて、これまた面白かった。‟延期になったおかげでお兄ちゃんが種子島でロケットの打上げみれたんです”というエピソードを話してくれたり、どうしても書きたい願いごとがあると戻ってきて書く人もいたり。それをみたときは本当に叶えてあげたい、とても重要なミッションをいただいたと身の引き締まる思いになりました。宇宙ポストプロジェクトもメチャメチャ面白いです!!!リーマンサット・プロジェクトのテッパンメインミッションなんじゃないだろうか、と感じました。」
どんなお願いごとを書いたのかな?
ロケット交流会なので、リーマンサット・プロジェクト以外の展示で気になったものも二人に聞いてみました。
松浦くん「なませれ宇宙開発機構さんですね。宇宙でシャボン玉を飛ばせる衛星を開発しているらしく、宇宙でシャボン玉を作ったらどうなるのか?と個人的に思いました。」
宇宙でシャボン玉!??とても気になります!
平田さん「 気になったのは、やはりインターステラテクノロジズ株式会社。技術的にはLEAPというロケットの帰還制御の骨組みだけの機体を姿勢制御と逆噴射で着陸させるもので、失敗の陰でそんなこと成功させているんだと。
その他、学生の苦労話が聞けたのも良かったです。もう一周くらいはしたかったなあ。」
宇宙ポストへ投函ありがとうございます!
ロケット交流会でしか会えない懐かしい顔に会えて嬉しかったり、学生たちとの交流、パネルディスカッションでJAXA有人宇宙技術部門の油井宇宙飛行士はじめとするパネラー同士の有人宇宙輸送時代へむけての熱いトークを聞いたり。宇宙開発を広げたいという思いはプロもアマチュアも関係ないと強く思いました。
今回のロケット交流会で投函いただいた156枚もの宇宙ポストのお願いごとは、現在開発中の‟RSP-01”に搭載予定です。皆さんの願いが叶うように宇宙に打上げるその日まで大切にお預かりします(^^)