こんにちは! RSP-01のプロジェクトマネージャーです。
RSP-01開発プロジェクトでは、先日東工大コバルト照射実験施設にて「第二回放射線試験」を行ってきました。rsp.メンバーの多くはもちろんサラリーマン。ということで、みんな有休を使って参上。(前日の仕込み作業お疲れさまでした!)
「第二回」というからには「第一回」があったわけなので、簡単に背景をお話しします。
開発が進んでいくと様々な課題に直面します。部品の精度がでず、組みあがらない(のちに基板発注時の寸法に誤りがあったことが判明。。)、開発環境により動いたり動かなかったり。
そして今回は、”プログラム量が大きくなりすぎて、メモリに書き込めない問題”です。開発メンバーのやる気がプログラム量とシンクロ?し、第一回放射線試験にて宇宙で使えると判断したマイコンのメモリ容量を超え、プログラムのリファクタリング(整理)をしても追いつかない状況(汗)。そこで、メモリ4倍の同系列マイコンへの変更案が浮上し、「第二回」が行われることになりました。ちなみに今回の放射線試験には、ローバーチームやペロブスカイトチームも便乗しておりましたが、それについては改めて書いてもらうということで、話しを戻しましょう。
試験環境や条件は第一回と同様のため、あまり心配していませんでしたが、事件は現場で起きるもので、、、ケーブルの長さが足りない!試験中、照射室に携帯忘れた!等々。
今ではいい思い出です(笑)。
試験中は放射線により、もしマイコン故障したらどうしよ。。。。と若干頭を過ったりもしましたが、結果は”良”!というわけで01はもちろん02以降もこのマイコンを使用することが可能となり、rsp.にとって大変意義のある試験になりました。
いやー、ほんとによかった。携帯も元気に光っております。
01メンバーは、宇宙開発のwe are the championsを目指して日々愉しんでおります。
引き続き、応援よろしくお願いします&開発メンバー募集中ですv
※放射線試験が必要な理由は過去の記事を参照ください→文系女子が人工衛星開発を追いかけてみた【放射線試験編】https://www.rymansat.com/archives/4461